水たまりの蛙

仕事を恐れる日々

わたしの生理前の精神状態②

ピルを止めてPMSが再発してからは、特に何もしていなかったように思う。

変わったのは結婚してからだ。
結婚後の環境の変化によるストレスからか、PMSが悪化した。

それで漢方薬専門のクリニックに通い何種類かの漢方薬を飲んだ。
多少の効果を感じたものもあったが、曖昧なものだった。
それ以上に便が緩くなって腹痛に悩むという副作用があった。
副作用止めとしてビオフェルミンという整腸剤を処方されたが、薬が増えることが嫌で、なかなか薬が続けられなかった。

その頃、日本で初めてのPMS治療薬である「プレフェミン」が発売されたことを知り、飲んでみることにした。

これもまた、効果は多少感じたが曖昧なものだった。副作用はなかったように思う。

結局あまり効果を感じられるものはなく、継続して服用するのもなんとなく嫌で、今は何も飲んでいない。

結婚後、悪化したPMSも夫の理解が得られたことや結婚生活に慣れたわたしがあまり取り乱さなくなった事、不満を溜め込むことが良くないとわかったので、不安や不満は毎日溜め込まずに夫に話すようにしたことで、大きな爆発は多少減ったように思う。

しかし、毎月毎月襲ってくる落ち込みやイライラは、自分でもコントロールができず、今なお苦しんでいる。

生理前というだけで、急に理由のない不安や悲しみや自己嫌悪や焦燥感、虚無感、孤独感など、辛い感情に苛まれる。

生理前というだけで、イライラして同僚にも冷たく当たってしまったりする。

そろそろまた、PMSがやってくる時期になり悲しみの中に居るわたしに、夫が言った。
「あと15年もすれば開放されるよ」
生理があがるまでの年月だろう。

なんとかしてこの苦しみが訪れないようにならないものだろうか。
まだこれからも苦しむ道しかないのだろうか。
生理前に理由もなく泣き続けなければならないのだろうか。