水たまりの蛙

仕事を恐れる日々

わたしの生理前の精神状態①

いつの頃からだったか。
記憶にあるのは、高校生くらいだったと思う。

生理の一週間くらい前になると、「死にたい」とまでの強烈なものではないが、「もう生きていけない。消えてしまいたい。」と苦しむことが増えた。

高校生の頃に一度、婦人科に受診して、女神散という漢方薬を処方された。その漢方薬は苦くて吐きそうだったから、あまり飲めず、効果も感じられないまま止めてしまった。
その婦人科の女医さんからは、「生理周期が短いのに、生理前の症状が強いなんて変よ。妊娠を望んでいるわけじゃないなら、いっそのことピルを飲むと楽になるよ。」と言われた。

たしかにわたしの生理周期は24日前後と短いのにPMSとしての精神症状は強めだと思うが、そんなの変でもなんでも仕方のないことだ。
嫌な気持ちにはなったが、言い返すことはできなかった。
ピルだって、高校生という年齢で飲むなんて当時のわたしには選択肢としてなかった。

それから年齢を重ねるにつれて、生理前にはイライラも追加された。
イライラして当たり散らすようになったのだ。
特に気を許せる相手、親や彼氏などにだ。

当時付き合っていた男が、わたしが当たり散らすのに耐えられず泣いて、「もうお願いだから帰って」と言ったこともあった。
それもあって、ピルを飲むことにした。
ピルを飲み始めたら、確かに生理前の落ち込みやイライラはおさまっていたように思う。

そのかわり、いわゆる副作用もあった。
性欲がなくなったのだ。彼氏とのキスでさえ気持ち悪いと思い、性行為は嫌々付き合うだけのものとなった。彼氏はそんなわたしを嫌がった。

それと、口内炎が増えた。
ピルを飲んでいても、生理ではないが出血はある。28日きっかりに出血をするのだが、その前後によく口内炎が出来て痛かった。

彼氏との最悪な別れの後、わたしはピルを止めた。
ピルを止めたら、当たり前だけど生理周期は徐々に短くなり、PMSも再発した。


②へつづく